2015年 07月 05日
2015年のCardinal 3 リバイバルは「Cardinal 3RD」ということで、2009年の3Rの再販って感じになりましたね。 今回の最大の変更ポイントは、樹脂製のシャロースプールを装備したことです。 このスプールはのっぺりしいて格好悪いのですが、意外なメリットがあるのです。 それは重量が、ノーマル21gに対して18gと3g軽いのです。この3gですが、ノーマルスプールはラインの下巻きやアーバーの装着分で実質4〜5gプラスになりますから、かなりの軽量化に貢献するパーツですね。 それとリリースボタンの角が無くなったので、雨の日とかに巻き付く心配が減ると思います。 ではそれ以外ではどうなのか? ちょっと分解して検証してみました。 まず、前回最大のエラー箇所のA/Rラチェットギアです。 気になっていた出っ張りは無くなり、彫りが小さくなり、深さも若干浅くなりました。 Oリングは3PB以降の太い物が使われてます。 (左 3R 右 3RD) あと塗装のマスキングが丁寧になりました。 前回はベアリングレース部分に上からテープを貼っただけなので、端面が無塗装状態でしたが、今回は綺麗に塗装してありました。 ローターのベールマウント取り付け部ですが、前回は塗料垂れのせいで外径が厚くなり、ベールマウントを削って対処した物が見受けられましたが、今回はちゃんとマスキングして作られている様です。 (左 3RD 右 3R) 今回のRDは、近年の製品よりもコネクティングリンクのカシメもいい感じで、多少良くなった感じはしますが、太いOリングはそのままなど困った部分も見受けられます。 太いOリングのA/Rはストッパーがこじれてギアの歯を痛めるので、Oリングを交換することをお勧めします。
by yama-works
| 2015-07-05 23:01
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